バッハのエア(G線上のアリア)

1日の音楽

学校の一日も、ようやく終わりが近づいてきました。

6時間目が終わり、帰りの会が終わり、中学校はそのあと部活かな?

わたしは小学校なので、下校時刻は16時前。

ということで、今日は「下校の音楽」のご提案をします。

穏やかな曲がよいでしょう。

静かな中にも希望が見える曲がよいでしょう。

リズムがあまりはっきりせず、しかしメロディの美しい曲がよいでしょう。

そして、次が、わたし最大のこだわり。

子どもたちには、音楽が鳴っている間に帰っていただく。

ですから、それなりの長さのある曲がよいと考えます。

帰りの支度から下校まで5分と考え、次の曲を提案します。

バッハ作曲 「管弦楽組曲」から第2曲「エア」(G線上のアリア

クラシック好きならずとも聴いたことがある曲ではないかと思います。

ヨハン・セバスティアン・バッハは、主に18世紀に活躍した指揮者、鍵盤楽器奏者、作曲家です。同い年に「アラホーンパイプ」で紹介したヘンデルがいますが、バッハが熱烈に招聘したにもかかわらず、ヘンデルとバッハがお互いに会うことはありませんでした。

「エア」は、管弦楽組曲第3番の第2曲に当たり、美しいメロディと敬虔な和声で広く親しまれています。「G線上のアリア」という通常は、ドイツのヴァイオリニスト、ウィルヘルミが、ヴァイオリンの一番低いG線だけで編曲したことからそう呼ばれるようになりました。

さて、この曲で子どもたちは、明日も希望をもって学校に来てくれるでしょうか。

明日が楽しみになる曲を選べたら、わたしとしてもこの上ない喜びです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、ムジークでした。

追加情報です。

バッハのエア(G線上のアリア)は、もともと管弦楽組曲第3番の第2曲とお伝えしました。

管弦楽組曲第3番は、全曲で20分ほどの作品です。

1.序曲 2.エア 3.ガヴォット 4.ブーレ 5.ジーグ

と、踊りの名前がついた曲が続きます。

「エア」だけ聴くとおとなしい曲のように思われがちですが、とんでもない。

トランペットを3本も使う、当時としてはけっこう派手な曲なのです。

ということで、聴いてみたくなりましたよね?

こちらの演奏をどうぞ。

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