チャイコフスキーの交響曲第5番

1日の音楽

始まりがあれば終わりがある。それは、「お昼の放送」でも同じです。

「ボッケリーニのメヌエット」で始まった「お昼の放送」を、どのような曲で終わらせるか。

ここは考えどころです。

終わるのが惜しいな、と思わせる曲であったらよいですね。

明日も聴きたいな、と思ってもらえたらよいですね。

放送が終わったあと、静かに給食に戻れるとよいですね。

こんなことを考えながらわたしがオススメする曲はこちら。

チャイコフスキー作曲 交響曲第5番 第3楽章

クラシック好きにはおなじみの「チャイ5」ですが、特にこの部分のみを聴く人は少ないかも。

でもこの第3楽章、「お昼の放送」の終わりにはぴったりなんです。

「終わりの音楽」ですから最後まで流す必要はなく途中でフェードアウトします。

チャイコフスキーは19世紀半ばから終わりにかけて活躍したロシアの作曲家です。一度聴いたら忘れられないメロディー、ゴージャスで気持ちのよいオーケストレーションが特徴の作曲家です。クラシック音楽のあらゆるジャンルに名曲を残しています。

「交響曲第5番」は48歳の時の作品で、もっとも脂ののりきった時期の作品と言われます。4つの楽章に同じメロディが現れ、そのメロディが最後に壮大なフィナーレを形作ります。第3楽章は「ワルツ」と題されて流麗です。楽章の最後に共通のメロディが現れます。

どうですか?

ラジオ番組の終わりに使ってもピッタリだと思いませんか?

この曲を最後に聴いて子どもたちは給食に戻ります。

どうぞ参考にしてみてください。

以上、ムジークでした。

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